あの日、私は神戸にいた。
神戸市東灘区御影石町…
御影公会堂前、石屋川公園のすぐ近く
あれから25年…
私は19歳だった。
ワンルームマンションの2階に住んでいた。
地震の1ヶ月前の夜中3時頃に
地面から突き上げ音がした
テレビ見ると、神戸市 震度1
それから約1ヶ月後…阪神淡路大震災
地下からドーンと突き上げ、ものすごい揺れ
部屋が洗濯機のようにグルグル回った
直後2回目の地震。
あぁ、私はここで死ぬんだと思った
その後慌てて靴履いて外へ
阪神電車沿線の家から火がまわり
パジャマ姿の女性が
「誰か!誰か!助けて下さい!
母が母がまだ中にいるんです!」
炎は勢いを増し、何件も何件にも
火が回った…どうすることも出来なかった
何年経ってもあの時の事は忘れられない
少しの揺れでも、未だに目が覚める。
当時、付き合っていた彼がいた。
地震が起きてから一睡もせず
自転車で飼ってた猫を胸のポケットに
顔だけ出して友達の安否確認へ出た。
変わり果てた神戸の街
どうなるの…これから。
彼の車は無事だった。車で兵庫県北部に
向かう事に。道はどこも彼処も大渋滞。
寝ていなかった私達は疲労もピーク
もう無理だ…
今にも倒れてきそうなビルの前で眠った
迂回を繰り返して地震から2日後
実家に戻る事ができた。
何年経っても…忘れる事はないだろう。
彼が居たから、路頭に迷うことなく
無事に実家に戻れた。
あれから25年…
貴方がいたから、心強かったよ。
彼は結婚し、幸せにやっている。
連絡はしてないけど、SNSで見た。
1.17が毎年来る度に
彼もきっと私を思い出しているだろう
祥ちゃん、あの時はありがとう。
そして、幸せでいて下さい。